ことらの公式戦初マウンドについて語ります。
去年の7月のはじめ。
ことらたち4年生以下のチームの公式戦2試合目でした。
相手は強豪TS。春の練習試合では23−0で破れ、その後の公式戦でもコールド負けの相手です。
今度は何とか一矢報いたいと意気込んでいましたが、正直勝てるとは思っていませんでした。
実はこの日、午前中から試合が始まる予定でしたが、こぶたちゃんの運動会と重なり、家族は運動会に来ていました。
こぶたちゃんは、リハーサルでも一人だけ何にもせず、先生にくっついてばかりいました。
嫁は、「どうせ何もやらないんだから、ことらの応援に行きたい・・・」とまで言っていましたが、そうもいかず、こぐまと4人でこぶたの応援をしていました。
そしたら、こぶたちゃん、入場行進から、手を振って歩いてきて、準備体操も元気にやっているではないですか!。
その後も、かけっこ、お遊戯と張り切ってやっていました。
「見に来てよかったね」 「でも、ことら、どうなったかな」
試合の様子を気にしていると、場所と時間が変わったとメールがあった。
運動会が予定より少し早く終わったので、昼過ぎに急いで試合場にかけつけた。
幸いなことに試合は始まったばかりの様子。
ところが、そのマウンドにはことらが立っているではないか!。
ショートで先発だと思っていたのに・・・。
と思ったら、その回が終わった。まだ1回表だった。
「何が起こったんだ?」
聞いてみると、先発ピッチャーが立ち上がりから3連続フォアボールで、急遽ことらがマウンドへ。
公式戦初マウンドが、いきなりノーアウト・満塁かよ!
一人目の4番は歩かせてしまい押し出しで1点献上。
しかし、その後は2者連続三振、そして次のバッターをキャッチャーフライに仕留めたのだった。
たいしたもんだ。いい度胸だ。見直した。
おやじはドキドキしていた。こんなに緊張したのは久しぶり。
1回の裏、ことらは2ランスクイズを決めて、その後も連打で一気に逆転した。
2回の表は先頭打者は簡単に打ち取ったものの、その後、四球、ヒット、四球で1アウト満塁のピンチ。
ここでバッターはクリーンナップを迎える。
ピッチャーの親というのはこんなにドキドキするのか。心臓に悪いゾ。
しかし、また魅せた。
3番、4番を連続三振に仕留めた。
これでチームも波に乗り、ことらもランナーこそ出すものの、無失点で切り抜け、終わってみれば9−1の快勝。
23−0の相手に見事にリベンジしたのだ。
最後のバッター(4番)を三振にとると、チームメイトが一人二人と、ことらに駆け寄り、声をかけたり、お尻をポンとたたいたり。
本当にすばらしい光景でした。
翌日は決勝戦でしたが、この日の夜、「明日も投げたい・・・」と言って、ことらは眠りにつきました。
「ピッチャーだけは絶対にやりたくない」と言っていた、あの引っ込み思案が、ここまで変わるのかと驚きました。
ピッチャーの楽しさに魅せられたのか、それとも野球の素晴らしさに・・・。
決勝戦は、ことらが先発、3回無失点で前日の先発君へつなぎ、完封リレーで18−0の大勝で見事優勝!。
我が家にとって、2007年で最も幸せな日でした。
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